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岩手の怪物伝説

佐々木朗希が完全試合を達成したことで、米国でも菊池雄星、大谷翔平、佐々木朗希が同じ出身地であることは話題に上るようになりました。なぜ岩手県からは超一流の野球選手が生まれるのか。私もよく、野球好きなお客様と議論することがあります。

 

 空気と水が澄んでいる、新鮮な魚もとれれば山の幸も豊富、美味しい牛肉もある。そんな恵まれた自然環境を説く人もいるが、菊池はこんな言葉を使った。

 

「花と同じなんです。陽の光、水を与え、『綺麗になれ』の思いを込めながらじっと見守る。そういう環境が綺麗な花を育てると聞いたことがあります。それと同じで、岩手の人たちは子供たちを温かく見守ってくれるんです。そういう土壌が影響しているのかもしれませんね」

 

どうしたらこんなポエムみたいな事をさらっと言える子が育つんでしょうか(;^ω^)

 

その彼は同じ故郷で育ち、同じ高校を卒業した後輩とのメジャーでの戦いについて。

 

「大谷ひとりのことは意識できないような素晴らしい打線ですから、自分の1球1球に集中していましたけど、やはり振り返って試合が終わると、こういう舞台で毎年対戦できるというのは幸せなことだと思います」

 

 岩手県の『怪物伝説』は、当時花巻東高に在籍していた菊池雄星少年が始まりだった。その系譜は大谷翔平へと引き継がれ、今は佐々木朗希へと襷が渡った。菊池は取材の質問で、

 「第3の怪物とメジャーで投げ合う日が待ち遠しいのではないか」

 

 菊池は言った。

 

「第3もそうですけど、第4の怪物もいますからね。僕の恩師のご子息とこっちでやりたいですね(笑)」

 

 言うまでもなく、第4とは花巻東高・佐々木洋監督の長男、佐々木麟太郎(2年)。元祖・怪物の切磋琢磨は果てしなく続くでしょう。

今後も彼らから目が離せません!! ではまた(^^)